表紙はどんな風にしよう
本の顔となる表紙はどうしよう…。素敵にしたいし、ひとひねりした感じも欲しい。とても悩むけれど、まずはどんな色の、どんな風合いの紙があるのか見に行ってみよう。そこから表紙デザイン全体の着想を得ようと考えました。
いざ、見本帖本店へ
1899年創業の紙の専門商社、竹尾による紙の見本帖店が神保町にあります。見本帖は平日しかやっていないのが惜しいところです。平日に休みがとれたので、すかさず行くことにしました。これでもかと並ぶ紙の中から、手に取って見ることができるのがこのお店の魅力です。もちろん、購入することもできます。こちらのお店では、色ごとに紙が分けてあるので、まずは色から感覚的に紙を選びたい人にぴったりです。
表紙はやっぱり水色かな
水色が好きなので、ブルー系のカテゴリの中から、表紙イメージに合う紙を選んでみました。この辺りが候補です。適度な厚みもあります。「ダイヤボード」(紙の種類)は耐久性があり、印刷・製本適性を持つクロスなので、擦れやすい表紙にも良さそうです。
本文、見返しの紙も選んでみる
本文(下記イラストの白い部分)は、目に優しい、ほんの少し黄色味ががった色がいいと思い、「GSバガスFS(シュガー)」を選びました。さとうきびの搾りかすから作られたパルプガス配合の紙です。厚みは90kgが良さそうです。見返しは、ブルーグレーの表紙に合わせるなら、明るめのグレーが良さそうです。見返しは厚みが欲しいので100kgにしようと思います。
さて、全て合わせてみると?
表紙、見返し、本文の紙を合わせて見ました。好きな色の組み合わせに胸が弾みます。本の内容から考えても、私らしさがそこはかとなく出ていることが、本の魅力に繋がると思うので、この組み合わせが良さそうです。
購入はオンラインで
紙の種類、厚みが分かるように写真を撮って帰りました。表紙・見返しは四六判サイズが必要ですが、店頭ではすぐに購入できないので、Webでオーダーします。Webで購入した紙の受け取り方法は、1.家まで届けてもらう2.店頭で受け取るから選ぶことができ、後者の方がお得です。もう少し他の紙もみたいので、オンラインで購入できるのは助かります。また、紙の種類、厚み、サイズが決まれば見積もりも出せます。
表紙デザインはつづく
本の雰囲気は出来上がってきました。さて、表紙のタイトルの入れ方、書体、イラストの有無、印刷はどこでするのかなど、まだまだ考えることはたくさんです。また何か手がかりが掴めたらブログを書きたいと思います。
竹尾 見本帖本店
(こちらのサイトから紙も購入できます)
本日のよりみち
見本帖本店から目と鼻の先に、スペシャリティコーヒーを提供してくれる、カフェがあります。ハンドドリップのコーヒーが一押しのようですが、カフェラテなどもあります。紙選びに疲れたら、小休憩にいかがでしょうか。