吉田さんの世界観に心酔
吉田さんの作品を購入するのは、今回で2回目です。以前、市川籠店で吉田さんの竹かごに出会い、その魅力にぐっと引き込まれました。吟味して選ばれたであろう竹の色、洗練された佇まい。当たりやすい角には特別な工夫をこらす実用性。美と実用のバランスが素晴らしいと感じました。
吉田さんってどんな方だろう
温泉の街・別府には、美術工芸品にも適した真竹が日本で最も多く生育していて、「別府竹細工」と称される上質な竹細工が有名です。この別府の「大分県立竹工芸訓練センター」にて修行後、独立されました。また、かつてはバックパッカーとして世界を歩かれた経験があります。日本の外に出たことで、日本の美しさをより鮮明に感じとり、そのご経験を竹細工で還元されているのだろうな、そんなことを考えました。
2色の竹を使って編む
この色の違いは、竹を蒸し焼きにした炭化竹と真竹を組み合わせているからです。炭化竹には防虫・防カビ効果があるうえに、丈夫にもなるそうです。見た目の美しさだけでなく、実用性もあり、これぞ、「用の美」。やはり、吉田さんの作品には心を満たす美しさと実用性が備わっています。
使い方は自由
もともとは、まるやさんで、茶器を入れる茶かごとして売られていましたが、息子の周りの備品(体温計や綿棒など)を入れて使っています。蓋があるので、乱雑に見えやすい、細かいものを収納していても気になりません。また、蓋の開け閉めがスムーズなので、取り出しが億劫になることもありません。部屋を見渡したときに、凛とした佇まいのかごがあると、気分がいいものです。
まるや
「お茶と工芸」をベースに、店主が好きという基準で選んだものが並ぶオンラインショップです。
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