多様な才能をひとつの本に詰め込んで
言葉の力に助けられてきたわたしは、書くことによって悩みを自分から引き剥がすその治癒力を、私的な物語によって少しでもお伝えできれば、誰かの役に立つかもしれない。そう思い立ち、いつか作ってみたかった本を作ることにしました。思い立ったはいいものの、内容の作成、製本をすることはできても、本の顔となる表紙を作るスキルがなので、大学時代からの友人にお願いすることにしました。また、誤字を自分の良いように変換して読んでしまうクセがあるため、校閲も知人に協力してもらうことにしました。せっかくならば、本に合わせて、細々と続けているブログもアップデートしよう!とこちらも知人へ依頼。それぞれのスキルがひとつに重なり、ひとつの世界観を構成し、みなさまのもとへ届けられることをうれしく思います。結局、製本も自分だけではできず、本づくり学校で出会った師匠に手ほどきを受けたのでした。
タイトルに込められた思い
本のタイトルは、「肌に触れる、言葉のけわい」です。耳馴染みのない「けわい」とは、気配という意味で、化粧の語源になった言葉です。肌は外と内を繋ぐ体の一部で、嘘をつけません。緊張したり、嫌な予感がすると冷や汗をかき、嬉しいと肌がぽっとして、体温が上がる感じがします。悪い予感、良い予感、寒いも暑いも肌を通して敏感に感じています。外とわたし(内)が繋がる境界線=肌を通して、言葉の気配を感じていただき、心に染み渡るような発見がありますように。
本の閲覧方法について
販売は行っておらず、レンタル致します。レンタル本は「まつながなつきのお店」から購入していただくかたちとなります。(数量に達するとsold outになります。ご返却いただき次第レンタルを再開します。)返却費も合わせて、1000円でお貸出しできるような価格にしましたので、言葉や変容に興味のお持ちの方にぜひ読んでいただけますと幸いです。今後の詳細はこちらよりご確認ください。(Book reservationへ遷移)
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