ある投稿に吸い寄せられて
大好きな伊藤まさこのさんの書籍で「銀座ウエスト」を知ってから、いつか銀座本店でお茶をしてみたいと思っていました。4月にとある方のInstagramの投稿で、これは!と思う、素敵な家具を展示している催事があることを知り、場所を調べてみると銀座松屋で開催されているとのこと。それなら、銀座ウエスト本店にも行けるし、良いプラン!と思い、仕事を少し早めに切り上げて「第4回 暮らしの商店街」へ足を運びました。
マイナスイオンたっぷりの一角
催事「暮らしの商店街」は、銀座松屋の8階イベントスクエア一体で、生活雑貨からファッションやジュエリーのお店まで、暮らしを彩るお店が数多く出店しています。その一角に、木の葉が見える涼しげなお店があり、そこが「SASHIMONOKAGU TAKAHASHI」さんでした。無垢の木の家具と、緑のマイナスイオンたっぷりのスペースに、そこが百貨店の中だということを忘れてしまうほど。あまりの気持ちよさに「気持ちいい~」というと、店員さんが「普段は広島の、のどかなところでものづくりをしているので、(環境の違う東京にいても)ここに戻ってくるとなんだかほっとするんです。」とこっそり教えてくれました。人間もひとつの自然。呼吸する木や緑のに囲まれていると、ほっとするようです。
経年劣化ではなく、経年変化のある家具
店員さんの言葉の通り、SAHIMONOKAGU TAKAHASHIさんの家具や日用品は、オイルフィニッシュなどの無垢の木を使っており、クリーンなデザインの中に、どこかほっとさせてくれる空気感があります。催事では、作って間もない椅子と、数十年たった椅子も展示されており、最初は白かった木の色がこっくりと深まっている姿が印象に残っています。これぞ、経年劣化ではなく経年変化。本物だからこその変容です。
いつかを叶えてくれたフォトフレーム
ずっと、いいフォトフレームがあればいいなぁと思っていました。今すぐと言うわけではなく、出会えば欲しい、そんな調子でした。その「いつか」を叶えるフォトフレームに、ついに出会いました。いいなぁと思うと同時に、京都の「かみ添」さんで購入した、水色と金色のコントラストが綺麗なメッセージカードを入れたいと思いました。ポストカードサイズのそのカードを入れた時の余白はどれくらいがいいだろう?と6サイズの中から吟味しました。
決定したサイズは
ポストカード推奨サイズもありましたが、もう少し余白があってもいいかなと思い、A5と正方形(230mm)で迷いました。店員さんに、正方形サイズにポストカードを入れてもらい検証すると、これくらい余白があるのが好みだと思い、現物一点限りの正方形サイズにしました。ちなみに、材種もクリやヤマザクラなどの5種類から選ぶことができ、私が購入したのは確かメープルです。
フォトフレームにメッセージカードを入れると
帰ってフォトフレームにメッセージカードをセットしてみると…想像した通り、いや想像以上に良い!!背景の生成りのキャンバスの色味や質感がよく、カードの色によく合っています。お店の屋号にもあるように「指物」なので、釘などは一切使われておらず、木の板を指し合わせてできています。カードをセットする際は、木の板をスライドさせ、ボタンのような留め具を外します。裏側まで美しい、職人技です。リビングに飾った、このフォトフレームを見ると、心が鎮まります。ふっとどこか違うところに連れて行ってくれるような静けさがあります。そんな、最近の幸せなお買い物でした。
SASHIMONOKAGU TAKAHASHI
現在は展示会やイベントでのみ販売されているようです。広島の工房横のショールーム「chigiri」や日本各地で展示会を予定されているようですので、公式インスタグラムを要チェックです。(2023年 5月21日現在)