カフェ ヴィヴモン ディモンシュ(神奈川)
2023.07.03

カフェ ヴィヴモン ディモンシュ(神奈川)

Shop guide

きっかけは「d47 MUSEUM」

渋谷ヒカリエにあるd47食堂で友人と食事をした後、同フロアのアートミュージアム「d47 MUSEUM」に立ち寄りました。トラベルガイド「d design travel KANAGAWA」の出版を記念して神奈川県の催事が行われており、その一画に「カフェ ヴィヴモン ディモンシュ」のコーナーがありました。(以下カフェディモンシュ)1994年に創業し、今に至るカフェブームの火付け役とも言われる文化的な香りに、一気に好奇心が膨らみました。お店がある鎌倉近くに用事があったので、足を運ぶことにしました。

11時30分ごろお店に到着すると

JR鎌倉駅からすぐの小町通り沿いにカフェディモンシュはあります。お店のオープンは11時で、到着したのは11時30分でした。既に3組のお客さんが並んでいて、30分ほど待つと店内に入れました。店内は、印象的な白と黒のフロアタイルに、机や椅子はオーク材で統一されています。壁には、コーヒーの産地ごとにデザインされたポップなポスターが並んでおり、どこかキッチュで可愛らしい雰囲気があります。

緑の看板が目印

初ディモンシュでオーダーしたメニューは?

YouTubeで予習したところ、名物の「オムレット・オ・リ オムライス」と「プリンパフェ」が美味しそうだったので、それらをオーダーしました。オムライスはハーフサイズもあるので、子どもと一緒のときも、デザートをいっぱい食べたいときにも最適です。飲み物は、ネルドリップしたコーヒーで作られたコーヒー豆型の氷が入った「カフェ グラッセ」が気になっていましたが、この気候だと体が冷えそうだったので、マスターがドリップしてくれるホットコーヒーにしました。

名店の気持ちのいい接客と美味しい料理

コーヒーだけでもかなりの種類があり、迷ってしまうのですが、店員さんに聞くと、親身になって好みに合わせた提案をしてくれます。また、笑顔とともにオーダーした料理が運ばれてくると、それだけで少し嬉しい気持ちになるものです。オムレツは見た目通りふわとろであっという間に食べ終わりました。食後、プリンパフェとコーヒーが運ばれてきました。パフェの頂上に鎮座するプリンには、お子様ランチを彷彿させる「ぷ」の旗が刺さっています。プリン、生クリーム、アイス、ざくざくしたクッキーと、次々と味や食感が変わり、パフェが苦手な私でもペロリと平らげてしまいました。こうやって書いているだけで、あぁもう一回食べたいという気持ちが湧き上がってきます。

カフェ開業のきっかけと湘南らしさ

カフェのマスターだけでなく、FMヨコハマの番組の一コーナーにレギューラー出演するなど、音楽にも精通している堀内さん。そんな堀内さんは、どのようなきっかけでカフェを開くことになったのでしょうか。以前勤めていたデーパートでの仕事が、自分には合わないな、もっと自分のペースで生きたい、と考えていたときにアルバイト時代に知り合った、美術作家の永井宏さんから「葉山でSUNLIGHT GALLERY(サンライト・ギャラリー)を始める」という知らせが届きました。「誰でも表現者になれる」永井さんが掲げる思いと、ギャラリーの風とおしの良さが、葉山の土地柄と合っていて、そこで堀内さんは、自らの夢を膨らませていきました。そして、ついに鎌倉にお店をオープン。SUNLIGHT GALLERYが活動を終えた後も、その仲間たちが集まる場所としても成長していきました。カフェカルチャーの源流には、そんな「湘南らしさ」があります。カフェ好きの人から、コーヒー豆を買っていく人まで、一見さんも常連さんも心地よく過ごせる空気がここにはあります。

永井さんを近くに感じる散文集「サンライト」

カフェ ヴィヴモン ディモンシュ

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水曜日・木曜日が定休日です。並ばずに入りたい方はオープンと共に行くのがおすすめです。

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